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開院以来36年の信頼と実績
あんじゅ京都カイロプラクティックは、開院以来36年でのべ20万人を超えるみなさまにご愛顧を頂いてきました。有り難いことに、リピート率92%と多くのご支持を頂いております。
1997年
『WFC(世界カイロプラクティック連合)カイロプラクティック世界大会 TOKYO』 において、
DREAM CHIROPRACTIC CLINIC「CLINIC院長」として来場者の治療及び「最終日講師」を担当。
また実行委員として招待講演一部の司会担当
Frequently Asked Questions About Chiropractic
はじめてカイロプラクティックを受けるとき、いろいろ分からないことが多いかと思います。ここでは、そのなかでも繰り返し受ける質問をまとめてみました。この他に質問があるときはanjuu@kyoto-chiropractic.comまでご連絡下さい。 (但し、フリーメール及びお名前等の明記がないメールにはお答えかねますのでご了承下さい。)
カイロプラクティックとは?
カイロプラクティックとは、人体を構造と機能との関係において捉え、その動力学的、解剖学的あるいは生理学的な機能システム系に重点をおきながら、健康と病気を研究する学問であり、それに基づく治療である。カイロプラクティック治療とはカイロ理論にもとづいて行われる治療で、具体的には主として脊柱骨盤等の骨格構造に主眼をおきながら、手技を用いて人間の正常な神経支配を回復させようとする治療法である。治療を行う人をカイロプラクターという。
カイロプラクティックの適応症について
カイロプラクティックがどんな疾患に効果があるかを羅列することは、カイロプラクティックのコンセプトが多岐にわたるために大変むずかしいことです。ここでは一般的に知られている疾患名や自覚症状を中心に主なものを挙げます。 上半身のトラブル・・・頭痛、めまい、肩こり、首の痛み、寝ちがい、むち打ち症、頚腕症候群、顎関節症、五十肩、肘関節や手関節の痛み、上肢のしびれや神経痛 下半身のトラブル・・・腰痛症、ぎっくり腰、背部痛、股関節・膝関節・足関節の痛み、下肢のしびれや神経痛、扁平足、外反母趾 その他のトラブル・・・ 全身疲労倦怠、内蔵の機能低下、生理痛・生理不順、機能性低血糖症、自律神経失調症、心身症
カイロプラクティックの禁忌症について
カイロプラクティックは万病に効く魔法の治療法ではありません。上に挙げた症状の中でも禁忌症に伴う症状もあります。そこをよく見分けるのが優れたカイロプラクターの条件のひとつでもあるわけです。明らかにカイロプラクティックの禁忌症といえるものを挙げます。 血管障害に伴う疾患(例・脳出血)、腫瘍性疾患(例・癌)、急性炎症性疾患(例・腹膜炎)、感染病(例・伝染病)、血液疾患(例・白血病)。外傷性疾患(例・骨折)(以上、1.2.3.の回答は、患者さん向けパンフレット「カイロ物語」-©NCA1996-より)
何回くらいで治りますか?
電話やメールによってよく受ける質問です。質問される方も悩んだ末のことですから、そのお気持ちはたいへんよく分かります。しかし、ご本人を診ずにしては、正直のところカイロプラクターにとってお手上げで、一般的なお答えしかできないのが実情です。
何故なら、その症状を引き起こしている原因の鑑別が、電話等では困難だからです。およその確定を行うためには、次ぎのような諸検査が必要となります。カウンセリング・姿勢分析・触診・動態触診・神経学テスト・筋力テスト・整形学的テスト等です。これらの検査結果を総合して、症状の原因を特定し病状の程度が推測できるのです。
次に、その症状を引き起こした問題は、外傷を除けば、どのような生活習慣(姿勢・栄養・心理的)によるものか、その生活習慣を改善するための協力を、ご本人に得られるかどうかで、施術回数は大きく左右されます。
例えば、解剖学的に足の長さは同じなのに、立位姿勢時に骨盤の高さが左右異なり、腰部に痛みが出ているとします。この場合、患者さんの習慣となっているある特定の姿勢が繰り返されると、骨盤の高さはカイロ施術以前と同様の状態に近づきます。
このような悪い連鎖を防ぐ為、充分に説明をする訳ですが、どうしても日常生活のなかでこちらの指示を守ってもらえない場合、残念ながら元に戻るといった状態に近づくことになります。一日でも早く改善するように願っているのは患者さんだけでなく、先生も同じです。症状改善への近道は、お互いの共同作業にかかっていると言っても過言ではありません。
生活習慣を改善するための協力をご本人に得られれば、あとは適切な施術間隔により、一般的には1回から5回ぐらいで、症状の改善が多くの方にみられます。その後、1週間に一回、2週間~3週間に一回と、様子を観察しながら徐々に施術間隔をあけるようにしています。
カイロプラクティックを受けたいのですが説明はきちんとしてもらえますか?
医者は身体を治す人、患者さんは身体を治してもらう人と、とくに理由もなく定義づけている方は多いのではないでしょうか。
もともとdoctorという言葉はteacherを意味するラテン語に由来しています。
つまりドクターは検査・治療だけではなく、日常生活のなかで、どのような生活習慣が、現在の症状と関連するのか、その原因と病状へのプロセスの説明まで言及することが、本来あるべきドクターの姿と言えるでしょう。また教わる側の患者さんは、ドクターからの指導を守るよう努力する必要があるわけです。他力本願ではなく、先生と一緒に治してゆくという心構えが大事となります。
皆さんも背中が猫背になっていたり、足を組んで座ったり、ふと気がつくといつも同じような姿勢をしていませんか?
普段そのように無意識に行っている動作や姿勢が、どのようなプロセスで動力学的・生理学的な機能システムの異常に関連してゆくか、これを分かりやすく説明することは、患者さんにとって重要な意味を持ちます。
何故なら、「説明」により→「日常生活の注意点の発見」→「注意点の改善」→「病状の早期回復」=「再発予防」と良い循環が生まれます。加えて、痛いところが悪いところとする。これまでの発想の転換にもつながります。
これとは反対に、病状へのプロセスについての知識がなく、病気は局所的な異常とする発想であれば、次のような判断をしても仕方がありません。例えば、「腰に注射を打ってもらったら痛みがなくなった。もう腰は治った。」と、全て問題は解決したように判断しがちです。1回のカイロプラクティック施術により症状が消失しても同様です。今は痛みがおさまっているだけで、症状を引き起こした原因・誘因が未だ存在していることを、痛みが以前より激しい状態で再発することで、はじめて気がつくのかもしれません。
カイロプラクティックではやく良くなりたいのですが?
よく「豊さとは何か?」という問いに対して、常に登場するのが「時間」の話題です。とかく現代人は小学生に至るまで習い事、塾通いで忙しいようです。この為よほどの激しい痛みでも伴わないかぎり、優先順位は、第一に仕事、第二に友人とのおつきあいや習いごと、治療は三番目か四番目と、症状が和らぐにつれ、さらに治療の順位は低く位置付けられてしまいがちです。大切な自分の身体のために、今なにが必要なのか優先順位を考えることはとても重要です。
次に施術回数・間隔を先生の言葉通りできるだけ守る必要があります。すこし楽になったからといって自分勝手に間隔を空けたり、これで様子見ますという自分勝手な判断はよくありません。また、くどいようですが、健康を取り戻すのに他力本願的な心構えでは、病状の再発や施術効果の半減などマイナス作用が大きく働きます。
以上、より早い改善の為の心構えが、患者さん側から得ることができれば、皆さんが質問される時点でのご想像される以上に、効果が期待できるといっても言い過ぎではありません。
カイロというと骨をボキボキ鳴らすイメージがあるのですが。
以前、アメリカ人の患者さんに、顎と頭をもって首を捻ってほしいと頼まれたことがありましたが丁重にお断りしました。理由は動態触診により、頚椎の可動性がハイパーモビリティーの状態、つまり関節の可動性が亢進していたことが確認できたからです。このような状態でアジャストメント(矯正)をすると、逆に症状が増悪する可能性があるのです。
では関節の動きが少ない場合はどうかといいますと、それでもボキっと音がするような矯正は、私のところではあまり行いません。 私はあるカイロ学院で5年ほど脊柱と四肢の実技指導を担当してきましたので、スラスト(瞬間矯正)等のアジャストメントが苦手というわけではないのですが、その必要性をあまり感じないので行っていないのです。
関節の動きの制限に対しては、やさしい押圧をすこしの時間かけるだけで、再度モーションパルペーションという動態触診を行いますと、動きが改善していることが確認できます。これで他の検査結果が、施術以前より改善していることが確認でき、症状の改善が診られたらよい訳です。暴力的な施術を行う理由は何もありません。ですから怖いイメージはありませんのでご安心下さい。
カイロプラクティックは安全なのでしょうか?
背腰痛に臨床効果があると認めたアメリカ国立保健衛生研究所(NIH)の研究結果はもとより、カイロプラクティックの有効性に関する研究は世界各国で広く行われています。
ニュージーランドレポート、ランド・レポート、ケベック・タスク・ホ-ス(ムチ打ち症に対する有効性の評価)など、中立的で学際的な研究はつとに有名であり、カイロプラクティックは、身体をより健康へと導く自然なアプローチであるだけでなく、安全・効果的であることがその研究結果により証明されています。ここでは有名なニュージーランド・レポートとランドレポートをご紹介します。
ニュージーランドレポートとは、1987年、ニュージーランド政府が、徹底的なカイロプラクティックの実態調査を大規模に敢行しました。カイロプラクティックにも健康保険を適用してほしい、という国民の声に一国の政府が動かされたのです。調査委員は、公平を期して当事者を排除し、中立的な立場の人が選任されました。その調査書は377ページにわたる膨大なもので、ほぼ全面的にカイロプラクティックの主張を支持していたのです。この公正、かつ充分な調査レポートは、諸外国のカイロ政策にも大きな影響を与えました。(re-bone)
ランド・レポートとは、著名な米国ランド研究所が、腰痛患者に対する脊柱マニピュレーションの適応性を膨大な調査研究結果により、ほとんどの腰痛が該当する、構造的な問題に起因する腰痛に対して有効であると結論づけました。
カイロプラクティックは健康保険がききますか?
残念ながら現状では健康保険のお取り扱いはできません。発祥地のアメリカでは全ての50の州およびプエルトリコとコロンビア特別区にカイロプラクティックが認められ、Doctorとして地位が確立されており保険を適用できます。日本人旅行者もアメリカでは保険でカイロプラクティック治療が受けられます。
日本でもカイロプラクティックは法制化されるようになりますか?
WHO(世界保険機構)が、WFC(世界カイロ連合)を世界医師連合と同等に認知し、世界29カ国で法制度化されているのにかかわらず、日本ではまだ認められていません。この為、厚生省の指導により、業界の代表団体として「日本カイロプラクティック連絡協議会(会長:大島正光)」が平成4年11月25日発足。WHO(世界保険機構)後援、「’97年WFC世界大会TOKYO(世界62カ国・約1800名参加)開催」「業界の自主規制」「カイロ119番電話相談室設置」「カイロ生誕100年祭記念国際セミナー」「カイロプラクティック学術集会」等の事業を行い、業界の健全化及び財団設立許可に向けて活発な活動を行っています。カイロ発祥地のアメリカでは、世界最強の組織であるアメリカ医師会の、強烈なカイロ排斥キャンペーンを向こうにまわし法制化を勝ち得ました。日本でも、アメリカや英国、ニュージーランド政府を見習い、医療はいったい誰の為にあるのかを、中立・公正な立場で調査していただきたいものです。.